最新動向:最新記事

医療安全に対する方法論は日進月歩、観点は十人十色です。ここでは医療現場の最新の動向を紹介します。

2012年7月10日
医療安全のカギ握る医師の報告行動 名大医学部が国立系で初の専任教授

名大病院は昨年(2011年)4月、同部に正規の専従教授と専従医師を配置した。国立大学医学部では初となるこの人事は、医療安全に対する名大病院の強い思いを改めて内外に示した。京都大学医学部附属病院医療安全管理室長から転じた長尾能雅教授に就任前後の状況や手ごたえなどを聞いた。

2012年6月29日
分子標的薬治療に高率で随伴する皮膚障害〜安易な休薬は禁物、対策に不可欠な連携の築き方とは〜

分子標的薬の使用に伴う皮膚障害の診療やケアに慣れていない医師、医療スタッフも多い。そこで、その症状の特徴と見分け方、皮膚症状を悪化させない最新の治療法、患者を継続的にサポートしていく連携の築き方、それぞれのポイントについて取材した。

2012年5月17日
医療にコーチング導入のトレンドの兆し 〜コーチングは医療安全にどう結びつくか〜

スポーツ界・ビジネス界などで多く採用されてきた"コーチング"。コーチングを医療にどう役立てるか、組織を超えて事例を報告しあいながら考察していこうというメディカルコーチング研究会も2011年4月に発足。医師や看護師、薬剤師、栄養士などの医療従事者が会員となり、現在は200名ほどの規模になっている。医療現場においてコーチングはどのように医療安全に結びつくのか取材した。

2012年4月 6日
人間の認知行動特性から医療過誤と医薬品包装デザインを考える

平成24年3月16日に行われた「平成23年度医薬品包装セミナー —医薬品の適正な情報伝達とユーザビリティの向上—」において「人間の認知行動特性から医療過誤と医薬品包装デザインを考える」を産業技術総合研究所 ヒューマンライフテクノロジー研究部門 主任研究員(現在は中京大学心理学部教授) 河原純一郎氏が発表した。

2011年10月 7日
第29回日本受精着床学会総会・学術講演会

東日本大震災後、日本中の医療施設は地震時のリスクマネジメントを見直す必要がでてきました。地震対策を日頃から行っていても、実際にその対策は機能するのでしょうか。 先の震災で被災した体外受精や顕微授精に特化したクリニックではどのように対応したのでしょうか。μ㎜単位のヒトの胚を扱う※ARTの現場で混乱はなかったか、2011年9月9日(金)、標記学会総会・学術講演会において行われたワークショップ「ARTを取り巻くリスクマネジメント」座長:田中 温氏(セントマザー産婦人科医院)、峯岸 敬氏(群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学)でその報告がありました。

2011年10月 6日
身体とこころの健康を学びあう「まち塾」

患者、健康に関心のある人、医療関係者が平場で学びあう「身体とこころの健康を学びあうまち塾」がこの10月からスタートした。毎回医療の現場からプレゼンターを向かえ、参加者一同で議論し、お互いの疑問や知見を学びあうというものである。第1回の話題提供者は昭和大学病院胸部心臓血管外科の手取屋岳夫教授。毎日、心臓手術をする立場から健康に生きるための学びあいを提唱するという。早速事務局が参加してみた。

2011年7月22日
患者にしか語れない言葉がある 健康と病いの語りデータベース DIPEx‐Japan

医師と患者とのコミュニケーションを保つうえで基本的で重要なことは対話である。しかし、患者と向き合ってじっくり話を聞いている医師はどれくらいいるのだろうか。また、実際に医師に目の前でその本音を伝えることができる患者はどれくらいいるだろうか。 そこで、今回は「健康と病いの語りデータベース」をご紹介する。

2011年7月14日
「当たり前のことを当たり前に」ギネス登録医師の医療安全対策

脳動脈瘤の主な治療には、瘤の根元にクリップを挟むクリッピング手術と、カテーテルで瘤中にコイル状のワイヤを詰めるコイル塞栓術とがある。どちらも、瘤を破れにくくし、出血を防ぐための手立てだ。このうち、クリッピング手術のキーデバイスであるクリップを自ら考案、実用化し、数多くの救命に役立てているのが、総合新川橋病院(神奈川県川崎市)副院長の佐野公俊医師だ。一両年中に3回目の登録を予定している佐野医師に、手術を安全に行うための要点や、前人未到の手術数を支えたクリップの特徴などを聞いた。

2011年3月31日
救急患者の「たらい回し」解消に期待 岐阜大学などが構築した「GEMITS」

IT(情報技術)を活用し、現場の救急車と医療施設とを結んで、患者を迅速に搬送、処置できるようにした「救急医療支援情報流通システム(GEMITS:Global Emergency Medical support Intelligence Transport System)」の実用化に向けた取り組みが進んでいる。

2010年4月 9日
病院運営における「常識化」を目指すQMS-H研究会が平成21年度の成果を報告

日常業務に「品質」重視の考え方を取り入れることで、医療全体の質の向上を目指す「QMS-H研究会」(代表=飯塚悦功東京大学工学系研究科特任教授)の平成21年度成果報告シンポジウムが3月14日、東京大学本郷キャンパスで開かれた。同シンポジウムは「医療QMSモデル—進展する組織的改善」をテーマに(1)研...

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