2004年の記事一覧
- 2004年12月24日
- 高齢者施設や在宅医療で必要な感染症の知識とその予防策
-
インフルエンザやMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)などの感染症の予防は、介護老人保健施設など高齢者施設にとって共通の課題となっている。だが、感染症への誤解などから、施設の利用を拒否したり、隔離処遇を行うなど人権上の問題も生じている。高齢者施設や在宅医療の現場で必要な感染症対策とは何なのか、「...
- 2004年12月14日
- 学会による鑑定書の作成で医療事故の原因解明へ
-
泌尿器科学会関連の日本Endourology & ESWL学会(以下、日本EE学会)は、2004年2月、昭和大学藤が丘病院で起きた腹腔鏡による医療事故の鑑定書を作成し、医療側のミスを明らかにした。医師個人ではなく、学会が鑑定書を作成するのは国内でも初めての試み。今後の鑑定書のあり方に一石を投じた取...
- 2004年11月29日
- エキスパートの知恵を結集して呼吸器ケアのレベルアップを目指す
-
人工呼吸器装着患者のケアの質を向上させようと、昭和大学病院(東京都品川区、879床)では認定看護師と歯科医師らがチームを組んで院内を巡回し、看護師への直接的な指導にあたっている。チームの巡回に同行し、現場の反応などを取材した。 ケアに生かされるチームのアドバイス 毎週木曜日の午後1時。昭和大学病院...
- 2004年11月17日
- 医療の質を高めるカルテ評価の取り組み
-
診療記録であるカルテを使って、医師の資質を評価している病院がある。第三者がカルテをチェックする事で、業務の改善にもつながっているという。本当にそんな事が可能なのか、その取り組みを取材した。 統一されていない医薬品の外観表示 相澤病院(長野県松本市、463床)では毎月1回、医療評価委員会を開き、医師...
- 2004年10月27日
- バーコードを活用した調剤過誤防止システムの効果
-
医薬分業の進展によって、調剤薬局で薬を受け取る機会が増えている。だが、その一方で患者に間違った薬が交付され、重篤な状態に至る事故も発生している。水野薬局(東京都文京区)では、薬の品目や量を間違えるなどの調剤ミスを防ごうと、バーコードなどを活用して成果を上げているという。その取り組みを取材した。 シ...
- 2004年10月13日
- 日本医療機能評価機構における医療事故事例の収集と安全対策への取り組み
-
医療機関の第三者評価などを行う日本医療機能評価機構(坪井栄孝理事長)は、10月9日、「評価機構における最近の取り組み~医療安全をテーマとして~」と題したフォーラムを開催した。わが国の医療事故の実態解明とその防止に向けて、同機構が果たす役割が紹介された。 同機構は、医療機関の機能を中立的な立場で評価...
- 2004年9月29日
- 医療事故を防ぐために患者がすべきこと、医師がすべきこと
-
がんに関する情報の提供や相談を行っている「キャンサーネットジャパン」(代表・南雲吉則さん)は、9月19日、医療事故の防止をテーマにシンポジウムを開催した。医療安全対策に取り組む病院や、患者からの医療相談を受ける医師や看護師らの報告に、参加者は真剣に耳を傾けていた。 生かされるか?医療事故の教訓 ま...
- 2004年9月14日
- リピーター医師の実態解明に向けて走り出した日本産婦人科医会
-
医療事故を繰り返す「リピーター医師」への対策が課題になっている。日本産婦人科医会(会員数1万2,621人、2003年3月末現在)では、この4月から会員による医療事故の報告を義務づけ、その実態を明らかにしようとしている。日本産婦人科医会常務理事の川端正清さんに、医療事故報告制度導入の狙いを聞いた。 ...
- 2004年8月31日
- 東京都医師会が取り組む医療廃棄物適正処理モデル事業
-
医療廃棄物が適正に処理されなかったり、不法投棄された場合、処理を委託された事業者だけでなく、廃棄物を出した医療機関の責任も問われる。処理ルートの管理と安心して任せられる処理業者の確保は、医療機関にとっての課題だ。東京都医師会はそうした状況を打開しようと、2003年5月から医療廃棄物適正処理モデル事...
- 2004年8月18日
- リスク感度を高める危険予知トレーニング手法
-
介護現場に潜む事故の危険性をあらかじめ察知して、それへの対処法を検討する「危険予知トレーニング」を導入する事業所が広まりつつある。リスクに対する感度を高めるとともに、具体的な事故防止策を考える力が養えるという。そのトレーニングを取り入れた研修の様子を取材した。 ヒヤリハットには共通項が存在する 在...
- 2004年7月30日
- 採血方法を巡る医療現場の混乱に終止符か!? - 標準採血法のガイドライン公表と真空採血管の騒動の行方 -
-
7月上旬、日本臨床検査標準協議会(JCCLS、渡邊清明会長・慶応大学医学部教授)は標準採血法のガイドラインを初めて作成し、真空採血管による採血手順を公表した。昨年末、厚生労働省が非滅菌の真空採血管からの逆流による細菌感染への対応策の通知を出してから、その採血方法を巡って医療現場の混乱が続いていた。...
- 2004年7月14日
- 損害保険会社から見た介護保険施設のリスクマネジメント
-
最近は、介護事業に進出する医療法人が増えている。介護保険制度の普及で介護サービスの利用が急増する一方、介護事故も見過ごせない状況となりつつある。損害賠償を請求されたり、中には訴訟が提起されるケースもある。そこで今回は、賠償責任とリスクマネジメントの関連性について、あいおい損害保険クオリティライフ事...
- 2004年6月30日
- 患者とのコミュニケーションを深める出前式健康講座とモニター会
-
医師は十分に説明したつもりでも、患者にはその内容が全く伝わっていない場合がある。患者にとっては初めて聞く言葉も多いだけに、一度に理解するのは難しいからだ。とまどいや緊張感も影響している。医療法人三九朗病院(愛知県豊田市、111床)では、医師が地域に出かけて行って住民と触れあうことで、患者の視点に立...
- 2004年6月15日
- 安全力を高めるポイントは人材教育にあり ~効果を上げる鉄鋼会社の安全への取り組み
-
事故のない安全な業務の遂行は、あらゆる業種に共通の課題だ。自動車や航空機部品などに使われる特殊綱の生産で知られる「大同特殊鋼株式会社」(本社:愛知県名古屋市)では、トップの強いリーダーシップを基に、安全の具体的な目標を定め、的を絞った教育を徹底することで事故が減少しているという。その取り組みを取材...
- 2004年5月28日
- 患者と医師の関係改善に役立つセカンドオピニオン
-
セカンドオピニオンを求める患者が増えている。昨秋、「セカンドオピニオン外来」を設置した東邦大学医学部付属大森病院(東京都大田区、1,041床)では、セカンドオピニオンが患者と主治医の関係改善に役立っているという。インフォームドコンセントを強化する役割も果たしているようだ。その事情を取材した。 特定...
- 2004年5月14日
- 安全性を高める色のとりいれ方
-
普段、何気なく見ている色。実は人の心や身体の働きに影響を与えているという。カラーコンサルタントで、「介護に役立つ色彩活用術」(現代書林)の著者がある南涼子さんに、色の効用と、病院や高齢者施設の安全性を高めるための色の使い方について話しを聞いた。 Q.特別養護老人ホームなどの高齢者施設で色彩計画を手...
- 2004年4月16日
- アセスメントツールの導入でわかった転倒転落を防止する鍵
-
患者の転倒転落を防止したいと努力しても、思うように事故が減らない。これという決め手が見つからないまま、どこかに諦めムードが漂う。かつての京都第一赤十字病院(京都市東山区、745床)はそうだった。だが、アセスメントツールの導入によって、ある変化が見られるようになってきた。 事故を予測しながら防げない...
- 2004年3月30日
- 患者の理解を深める疾患解説ビデオの活用
-
インフォームド・コンセントの必要性は理解していても、限られた診察時間内で十分な説明を行うのは困難を伴うことも多い。国際親善総合病院(神奈川県横浜市泉区、300床)では、病気や治療の説明にビデオを活用することで、患者の理解を促している。それは医療側にもゆとりをもたらす可能性がある。 事故を予測しなが...
- 2004年2月13日
- 看護師業務の追跡で事故原因を明らかに
-
看護師の行動を、音声による入力と、体の傾斜、歩数によって記録する「Eナイチンゲール」システムが開発された。勤務中の行動が時系列に記録されるため、正確なデータの収集に役立つ。インシデントや事故の原因究明にも一役買いそうだ。 同システムを開発したのは、国際電気通信基礎技術研究所(ATR、京都府相楽郡精...
- 2004年1月29日
- CTやMRIによる検査時に起こりやすいリスクへの回避策
-
病気の診断には、さまざまな検査が用いられる。X線撮影をはじめ、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)による検査など、高度な医療装置を使用するものもある。これら検査や画像診断などを行う放射線科においても、医療事故というリスクは常につきまとう。具体的にどんな対策が必要なのか、東邦大学医学...
- 2004年1月16日
- 国内発の新型肺炎SARS検査キットの承認で、迅速診断が可能になる
-
昨年12月中旬、厚生労働省は臨床検査薬メーカーの栄研化学(東京都文京区)が申請した新型肺炎SARSの検査キットを承認した。国内で同検査キットが承認されたのは初めてだという。従来はSARSの診断に半日から1日程度かかっていたが、この検査キットを使えば1時間以内に判明する。今冬の再発が懸念される中、精...
- 医療安全推進者養成講座
- 医療の質・安全学会
- 医療事故調査制度
- シンポジウム
- 医療事故
- 医療安全全国共同行動
- 組織行動
- リスクセンス
- 医薬品
- CRM
- KYT
- ガバナンス
- ポスター
- 医工連携
- 医療の質
- 地域連携
- 感染対策
- 感染症
- 日本外科学会
- 暴力
- 災害時
- eラーニング
- MICS
- NST
- REDEEM
- がん治療
- インシデント
- インフォームド・コンセント
- エボラ出血熱
- コミュニケーション
- コーチング
- スマホ
- タブレット端末
- チーム医療
- デング熱
- データベース
- ノンテクニカルスキル
- バーコード
- フールプルーフ
- メディエーター
- ロコモティブシンドローム
- 児童虐待
- 内服管理
- 再生医療
- 医療ガス
- 医療機器
- 医療監視
- 在宅医療
- 地域包括ケアシステム
- 報告書