2003年の記事一覧
- 2003年12月26日
- マナーセミナーで患者に好印象を与える接遇を学ぶ
-
患者の不満や苦情が、訴訟などの紛争につながる場合もある。選ばれる医療機関となるためにも、言葉遣いや態度を見直そうと考えるところが増えているようだ。医療機関や福祉施設の職員向けに、患者接遇マナーの研修を手がけているJALアカデミー(東京都渋谷区)を取材した。 「知っている」を「出来る」に変える 「医...
- 2003年12月15日
- 抗がん剤の事故防止の決め手は医師に照会しやすい仕組みづくり
-
昨今、医薬品の過量投与や誤投与に関する事故が相次いでいることから、厚生労働省は医療機関に注意を喚起する通知を11月27日に出した。薬剤の中でも、抗がん剤は投与を誤ると重大な事故につながる可能性が高い。東京都立豊島病院(東京都板橋区、360床)では3年前から抗がん剤の事故防止対策を実施しているが、医...
- 2003年11月28日
- 弁護士がみた最近の医療訴訟事情と紛争を未然に防ぐための方策
-
医療事故やトラブルが原因で医療訴訟に至るケースが増えている。 勝訴率も決して高い訳ではないにも関わらず、増え続けるのはなぜなのか。「医療者のための医療紛争対処ハンドブック」(日本医療情報センター発行)を執筆した、医師でありながら弁護士としても活躍する竹中郁夫さんに最近の医療訴訟事情を聞いた。 Q....
- 2003年11月18日
- スピーディな事故対策に欠かせないITの活用事例
-
大阪大学医学部附属病院(大阪府吹田市、1,076床)では、3年前にイントラネットを活用したインシデントレポートの提出システムを導入した。集まったインシデント事例を基に、さまざまな事故対策も講じられている。その一部を紹介したい。 メーリングリストで委員会の意見を集約 「インシデントレポートはただ集め...
- 2003年10月30日
- ガイドラインの作成で事故防止~国立大学附属病院の安全管理対策
-
全国には42カ所の国立大学附属病院がある。それら病院間におけるネットワーク化と安全な医療提供体制を推し進めるため、2002年10月に「国立大学病院医療安全管理協議会」が設立された。その活動内容について、同協議会の事務局を務める大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部部長の武田裕さんに話し...
- 2003年10月14日
- 患者と向き合うためのコミュニケーションの基本
-
患者との意思疎通が上手くいかないために、苦情やトラブルにつながることがある。東海大学医学部(神奈川県伊勢原市)では、9月から学生向けにコミュニケーショントレーニングを開始した。「話す力」と「聞く力」を身につける講座内容は、医師の卵だけでなく、医療現場にも役立ちそうだ。 「医学教育には話し方や聞き方...
- 2003年9月30日
- イントラネットを活用したインシデント報告システムとその効果
-
医療事故を防止する上で、インシデントレポートの収集とその分析は欠かせない。だが、提出頻度の高い部署とそうでない部署との隔たりは大きい。名古屋第二赤十字病院(愛知県名古屋市昭和区、835床)では、イントラネット(院内LAN)を活用したインシデントレポート報告システムの導入によって、各部署の提出頻度が...
- 2003年9月16日
- いよいよ本格化か!? SARS患者受け入れ医療機関の冬場対策
-
シンガポール保健省は、9月9日、新たに男性1人のSARS感染者を認定したと発表した。WHO(世界保健機関)の終息宣言によって一息ついたかに思えたが、これによってSARSに対する警戒感は高まったようだ。すでに冬場に向けて、対策を検討し始めた医療機関もある。SARS患者の受入れ医療機関はどんな準備をし...
- 2003年9月 1日
- 冬場の再流行に備えて、初のSARS合同訓練実施
-
昨年末から今春にかけて世界数十カ国で広がっていた「重症急性呼吸器症候群」(SARS)は、7月5日にWHO(世界保健機関)が終息宣言を行ったことで、ひとまず落ち着いた。そんな中、厚生労働省と東京都、千葉県は今冬の再流行に備えて、8月25日に初の合同訓練を実施した。 合同訓練は、SARS流行地に、医療...
- 2003年8月18日
- 診療録記載とリスクマネジメント
-
患者の権利意識の高まりもあり、最近は診療録(カルテ)などの開示を求められる機会が増えつつある。医師の診療行為が記載されている診療録は、医療訴訟の際にも身の潔白を証明できる証拠となる。そこで、「上手い!と言われる診療録の書き方」(金原出版)、「実例で示す外来診療録の書き方のコツ」(永井書店)などの著...
- 2003年7月30日
- 患者と医師の相互理解を深める患者塾
-
患者と医師が互いにホンネで近づき合い、一緒に病気に立ち向かえないか。そう考えた「おのむら医院」(福岡県遠賀郡芦屋町)の小野村健太郎医師は、5年前から患者塾を主宰している。一般市民や患者からの病気に関する質問に、福岡県内の開業医らがわかりやすく説明するこの塾の取り組みは、患者だけでなく、医師にも好評...
- 2003年7月15日
- マニュアルの実行性を高める医療安全パトロールの取り組み
-
医療事故を防止するために業務マニュアルを作成しても、それが実行されなければ意味がない。関西労災病院(兵庫県尼崎市、670床)は「医療安全パトロール」という方法を通じて、マニュアルの内容を職員1人ひとりに浸透させ、中身のレベルアップも図っているという。その取り組みを取材した。 午後1時30分。循環器...
- 2003年6月30日
- 病院コンシェルジュで患者から選ばれる医療機関を目指す
-
ホテルで客のあらゆる相談に応じる、コンシェルジュ。それを病院に導入し、患者サービスの向上に成果を上げている病院がある。前回紹介した、都立豊島病院(東京都豊島区、360床)だ。その取り組みは、安全管理にも一役買いそうだ。 「初めてなんですけど、どうしたらいいですか」 都立豊島病院を訪れた初老の男性が...
- 2003年6月17日
- 見過ごせない患者からの暴力と、その対応策
-
6月初旬、東京都内のクリニックで、看護師が患者に包丁で切りつけられるという事件が起こった。同じような事件は5月下旬にも大阪市内の病院で起こっており、病院関係者に衝撃を与えている。病院は、患者からの危害や暴力にどのように対応すれば良いのか。今回は都立豊島病院における患者による暴力への対応方法について...
- 2003年6月 2日
- ネットワークを活かした県立病院の事故防止の取り組み
-
前回紹介した東金病院の医療事故をきっかけに、千葉県は県立病院における医療事故対策を積極的に推進してきた。その内容には、県立病院ならではの特徴を生かしたものがあるようだ。 事故報告システムの統一化 千葉県には7カ所の県立病院(県リハビリセンターを含めると8カ所)がある。それら各病院で起こったインシデ...
- 2003年5月19日
- 事故発生から3年後に病院はどのように変わったのか
-
千葉県立東金病院(千葉県東金市、216床)において、人工透析患者が医療事故によって死亡してから間もなく3年になる。この事故によって病院はどのように変わったのか。平井愛山院長に当時を振り返ってもらいながら、これまでに同院が行ってきた医療事故対策と今後の課題について話しを聞いた。 事故の情報開示のあり...
- 2003年4月30日
- 手作りのプロモーションビデオで医療事故を防止
-
自治医科大学附属大宮医療センター(埼玉県さいたま市、408床)では、職員の安全に対する意識を高めてもらおうと、プロモーションビデオを製作中だ。完成は5月末を予定している。今回は、撮影現場に同行させてもらい、その状況について報告する。 役者も撮影も全て職員が行うビデオ撮影現場 3月末。同センターのナ...
- 2003年4月16日
- 自分で考え、行動する活動が医療の安全を確保する
-
医療事故を防止するには、個々の職員の努力だけでは限界がある。組織的な取り組みが不可欠なのは言うまでもない。そこで今回は、組織を挙げて医療の質向上活動(Medical Quality Improvement、MQI活動)に取り組みながら、医療の安全確保を図ろうとしている練馬総合病院(東京都練馬区、2...
- 2003年4月 1日
- ベッド等に関する事故の実態と課題
-
療養に用いられる用具は『諸物品』として取り扱われており、薬事法の『医療用具』には該当しない。そのため、これまでインシデントや事故が表面化する事がなかった。また、メーカー1社の市場占有率が高いために競争が起こりにくく、安全性による差別化が十分になされてこなかった。また、療養環境において製品が利用され...
- 2003年3月11日
- 事故を防止するためのベッドの活用方法
-
以前このコーナーで「高齢者の転倒防止策」を取り上げた。その記事の中で、「1998年から2000年にかけて、全国社会福祉協議会が特別養護老人ホームに対して行った調査によると、事故やヒヤリ・ハット体験の中で転倒が最も多い」ことが報告されている。 その転倒が起こる背景の一つとしてベッドの不備があり、転倒...
- 2003年2月19日
- 米スペースシャトル事故から考える安全性とコストの関係
-
2月1日に起きた米スペースシャトル「コロンビア」の空中分解、墜落事故から半月あまりが経過した。米航空宇宙局(NASA)が設置した独立事故調査委員会による事故原因の解明が続けられているが、いまだその理由はわかっていない。しかし、2月4日付の日経産業新聞によると、事故の背景にはNASAが推し進めてきた...
- 2003年1月31日
- 安全な輸血を行うための指紋照合システム
-
輸血を行う際に、指紋で患者本人かどうかを確認するシステムを川澄化学工業(東京都品川区)が開発した。指紋は同じものが2つとないと言われている。その究極の確認方法とも言えるシステムとはいったいどのようなものなのか。 システムはバーコードスキャナー付の情報端末と、指紋照合装置、ラベルプリンターで構成され...
- 医療安全推進者養成講座
- 医療の質・安全学会
- 医療事故調査制度
- シンポジウム
- 医療事故
- 医療安全全国共同行動
- 組織行動
- リスクセンス
- 医薬品
- CRM
- KYT
- ガバナンス
- ポスター
- 医工連携
- 医療の質
- 地域連携
- 感染対策
- 感染症
- 日本外科学会
- 暴力
- 災害時
- eラーニング
- MICS
- NST
- REDEEM
- がん治療
- インシデント
- インフォームド・コンセント
- エボラ出血熱
- コミュニケーション
- コーチング
- スマホ
- タブレット端末
- チーム医療
- デング熱
- データベース
- ノンテクニカルスキル
- バーコード
- フールプルーフ
- メディエーター
- ロコモティブシンドローム
- 児童虐待
- 内服管理
- 再生医療
- 医療ガス
- 医療機器
- 医療監視
- 在宅医療
- 地域包括ケアシステム
- 報告書